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歯茎が下がる理由

こんにちは!
歯科衛生士の田村です。

今回は歯茎について、さまざまな年代の方から
「 歯茎が下がった気がする。 」
という相談があります。

10代・20代よりかは
30代〜このような悩みが多いようです。

 

ではまず、歯茎が下がる理由について!

歯茎が下がった気がする!その理由とは…

年代が上がっていくにつれ
歯茎が下がる・痩せたという悩みは多いです。

加齢による影響は多少ありますが
多少です!!

一番多いのは歯周病です。

歯周病による歯茎の腫れと痩せ

歯周病は歯を支える骨(歯槽骨)を溶かします。
厳密には、歯周病菌と戦えない歯槽骨が
人間の防御反応によって吸収されていくのです。

(画像)

歯茎はこの歯槽骨の上についています。
歯周病菌で骨が吸収されているレベルだと菌数は多いので
歯茎もかなり腫れていることが多いです。

ということは、骨は下がっても歯茎は腫れているので
見た目では気づきにくくなります。

このときの出血や痛みで
歯磨きを頑張ったり、歯科医院での治療で
腫れが治まった時歯茎は引き締まり正常な位置に戻ります。

骨が下がった状態の正常な位置というのは
どれくらいの吸収かにもよりますが
根が見えるくらいに下がることもあります。

これは、知覚過敏の影響にも。

歯周病は確かに年代が上がるにつれ増えますが
急発性出ない限り、少しずつ少しずつ蝕まれていくものです。
そして、後期高齢者あたりでガクッと下がります。
歯周病により歯を失うからです。

歯周病になると、ケアをしない限り究極は
抜けるのを待つか、治療を繰り返していくかになります。

 

間違った歯磨き

これは、歯磨きを頑張っている方に多いです。
ただ当て方に問題があるのです。

頑張って磨こうとゴシゴシ磨いていませんか?
そのゴシゴシが歯と歯茎にダメージを与えてしまっています。

せっかく歯の為と思ってしていたことが
かえってマイナスだと勿体無いです。

特に、奥歯と前歯の間くらい。
小臼歯(ショウキュウシ)と呼ばれるところ。
前から数えて3〜5番目あたり。

なんとなくどの位置か想像できましたか?
そこが、強く当てやすく圧がかかりやすいところです。

優しく・細かく、毛先だけで磨くことを
意識してみてください。

既に知覚過敏などの症状がでてる場合は
知覚過敏用の歯磨き粉なども併用するだけで
症状が緩和されることもありますよ!

 

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