歯が痛い!原因は?むし歯だけだと思っていませんか?(前編)

歯の痛みの原因…
実は、むし歯だけではありません!!

大きな原因として、

1.歯が割れる・折れる
2.お口周りの筋肉や全身疾患からくる関連痛
3.歯科治療後の痛み

この3つを一つずつ、紹介していきます。

歯が割れる・折れる

これは、「食いしばり・歯ぎしりをする方」「神経の治療をした方」がなりやすいです。
歯に強い力が加わると、歯が割れてしまい、神経を守っている組織が壊れることになるので
外の刺激をそのまま受けることになり、痛みがでます。

この場合、”神経がある歯”は神経への刺激で痛みを感じますが
”神経がない歯(神経の治療をした方)”は周囲の組織が痛みを感じています。

お口の中で見えている部分が割れている場合

冷たいもの・温かいもの・口になにか入れると痛い…などと見つけやすい。
この場合、歯に大きな力が加わった際に起こることが多いです。

歯はみなさんが思っている以上に強く、噛み合わせる力は体重程度と言われています。
この力が歯に慢性的に加わると、歯はだんだん弱ってきてしまうのです。

無意識に歯をカチカチさせていたり
 ギューッと噛み締めていませんか?

寝ている間だったり、無意識にしてしまうことがほとんどです。
・出来るだけ歯と歯を離してみる
・寝るときはマウスピースをつける
心当たりのある方は、まず意識することからやってみてください。

根っこから割れている場合

▷物を噛むと痛い…歯科医院での検査やレントゲンで見つけられます。
この場合、神経の治療をした失活歯(シッカツシ)に起こりやすいです。

神経を抜いた歯には、栄養が行き届いていません。
   神経のある歯=しっかり根をはった木
 神経のない歯=切り落とされた枯れ木

栄養が行き届いている木は力を加えてもしなって簡単には折れません。
ですが、枯れ木はパキッとすぐ折れてしまいます。

神経の治療をすると、最終的には被せ物をすることがほとんどです。
なので、歯の異常に気が付きにくいこともあり、
痛みだしてからの治療ですとその歯を残すことが難しい場合があります。
その場合、”抜歯”になり歯を失うことになります。

こういった癖などが歯を失う原因になること
頑張って治療をしたのに、失う原因になってしまっていたこと

どれくらい前に詰めたかな?被せたかな?
そういったところもアドバイスしていきます。

不安や疑問はそのままにせず、ご自身の歯はご自身で守りましょう!

まとめ

歯の痛みの原因はむし歯だけでなく様々な要因が考えられます。

歯が割れてしまっていたり、折れてしまった場合は抜歯になってしまうことが多く歯を失うことになります。

神経を失うということは、それだけのリスクを抱えるということです。

食いしばりや歯ぎしりをただの癖と捉えずに向き合うことが大切です。

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